2005/05/10
別の家庭

親元を離れて別の家に家庭を持つというのは、すごいことなのだといまさら思う。
家庭を作ること、維持することがどれだけ大変なことかを知って、親の偉大さを知る。育ててくれたことも感謝しているけれど、それ以上に家庭を守ったことへの尊敬の念が強くある。

「家庭を守る」というのは、ただ家事をやっていればよいというものではない。
そこには家族がいる。血がつながっているとはいえ他人同士、ぶつかることは必ずある。同じ屋根の下にいる人間たちみんなが幸せだと感じる場所を維持することは、簡単なことではないと思う。

好き勝手やっても許される場があった。
私を信じてくれる存在がそこにあったから。

結婚して実家を離れ8年近くが過ぎてやっと気付く。
幸せは、生まれるものではない。
誰かが必ず、作り出しているのだ、と。

Mayunezu Space Ver7