Blogに思うことのまとめ

先日の記事へのコメントをたくさんいただいて、そのレスを書いていたらすごく長くなってしまったので、エントリーとして出すことにしました。
私がコメントを見て思ったことを書いてみました。

■結局、その人の利用の仕方による？

結局、Blogの利用の仕方が人によって違うから、見せ方に対する疑問とか不満とかも違ってくるんだなと思いました。

私の場合、他人のBlogのコメントやトラックバックって、トップからはぜんぜん見ません。その人の記事だけに興味があるので、個別の記事の下にコメントとかトラックバックがあれば読みますが、トップの一覧からたどることはないです。

私が今コメントとかトラックバックの一覧をつけているのは、「自分のため」だったのですが、それって、考えてみたらとても自分勝手だなと思えたんですよね。自分が見ないものを、自分のサイトでつけているのはおかしいかなぁと思えたんです。

まぁ逆に、「人によって利用方法が違う」なら、そういう人たちのために残しておくということもありなのかなぁとも思えますけど、個人的には、この「文字がごちゃごちゃしている」状況がどうも好きになれません(^^;　文字が小さいのもすきじゃないし。（自分のサイトの文字は小さいと感じています）

コメントをつけた人があとで確認しやすいように、コメント一覧をつけるということだと、その人一人だけのために、みんなが一覧を見せられる（私は使わないので、そういう風に思っちゃうんですが）と感じちゃうんです。コメントをつけた人はいいけど、それ以外の人はそれに付き合わされて見せられるの？と感じるんです。

ただ、「Blogの一般的なインターフェース（MTのデフォルトとか）に合わせる」ことで、Blogをいつも見ている人に使いやすくするという考え方もありますよね。だから、ずっと迷っていたのです。でも、Blogger以外の人にはどう見えているのだろうと考えてしまいます。

■「書きたいから書く」けれど

「書きたいから書く」人は多いと思います。
でもそれって、「書きたい」＝「読んでほしい」ってことですよね？読んでほしいから書きたいと思うんですよね。

私は「読んでほしい」まで積極的な意志を持っていません。そういう意味で、「書きたいから書いている」んです。自己満足してるんです、書くことで。最大の読者は自分自身です。そういう意味で、文章をネットに公開する必要はまったくないんです。日記帳とかに書いていればいい。

だけど、「ネット上で書きたい」という強い意志があります。
なんでだろう、ということは、10年以上前にこういう形態で書き始めたときからずっと考えていました。自己満足でいいのに、なぜネットで公開するのか？ということに対しては、自分でも疑問に思っています。

結局、「誰かが見ている場所」で日記を書きたかったんだと思います。
「もしかしたら誰かが見ている可能性がある」という状態が、「書きたいことを書く」のに必要だったのではないかと思っています。「書く」ということは、自分の気持ちを言葉にして表に出すということなので、「伝わる」状態で書かないと、うまく文章が出てこないのだと思います。
そういう意味で、私はあまり人に配慮していない文章を書いていると思います(^^;

■Blogを読む理由

私も、ブラッシュアップのためというのはありますね。
いろんな考えを持った人がいて、それを近くで見られるようになったという意味で、Blogの存在は大きいと思っています。多分、「つながり」があることで余計に、お互いの考えをどんどん盛り上げていけたりするというのもあるんだろうなと思います。

私があまりトラックバックやコメントをしないのは、多分、その記事そのものに対して何かを思うというよりも、そこをきっかけに自分の思いが生まれて、自分のエントリーとして書いてしまうからなんだと思います。

■結局は、私が弱いだけなんだと思う

そういう意味では多分、私はBlogという形態でこのサイトをやっている意味はあまりないんだと思えます(^^;

でも、Blogにしたことで、本当にたくさんの出会いがあったこともまた事実です。
「共感」が以前よりも目に見えやすくなったことで、私も少し欲が出て、「読んでほしい」と思っている部分もあるかもしれません。共感してくれる人たちの気持ちを支えにして書いているところもあるかもしれません。

もしかしたら私は、「読んでほしい」と思って、読んでもらえないことを気にするようになるのが怖くて、「ただ書きたいだけ」と言っているだけなのかもしれません。みなさんよりもよっぽど、誰かに何かを求めて書いているのかもしれない。

みなさんのコメントをきっかけに、弱い弱い自分が、ちょっと見えた気がしています。