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2004/02/20(Fri)

Blogでつながるものって何?

昨日は、仲間と3人でランチのあと、飲みに出かけた。そこで話題になったこと。

「Blogって、それまでの日記サイトと、人のつながり方がちょっと違う気がする」と、ライターをしている仲間の1人が言った。

「以前は、もっと『人とつながっている』という感じがあったのに、なんだかそういう感じがしないのよね」……確かに、そうなのだ。このサイトも以前は単なる「日記サイト」だったわけだけど、システムをBlogにしてから、いろんなことが変化したように思う。私としては単に、更新を楽にしたかっただけなのに。

つながっているものが、「人」ではなく、「記事」のような気がするのだ。
記事一つ一つに対するコメントやトラックバックができるから、そういうつながりになっていくのだと思うけれど、私にとってはあまり面白いものではない。

それに対して別の人が言った。
「Blogってあまり好きじゃないのよね。『つながり』を見ているだけで疲れるから」
前から思っていたのだけど、どうしてBlogのトップページには、コメントやトラックバックの一覧があるのだろう?なんだか私には、『たくさんの人とつながっているぞ自慢』に思えてならない。

私のサイトのトップにも今のところついているけれど、実は今、細かな変更を少しずつやっていて、その際はコメントやトラックバックの一覧はすべて外す予定だった。だから、この人の言うことは私にはとても同意できた。

今日になって、こんな記事を目にした。
昨日の飲み会での話とリンクする話だった。

「Talking to my blogger friends」だった昔にはもう戻れないのは、今や彼が「disparate audiences」(共通点のない本当に色々な人達)に囲まれてしまったからである。

私がBlogをやる理由は、「書きたい」からであり、「読ませたい」からではない。「disparate audiences」に対して書くことを考え始めたら、多分私は続かなくなってしまう。あくまでも自分勝手に、書きたいときに書きたいことを書きたい。他のBlogとつながろうとか、反響がほしいとか、そういうことはあまり考えないで書いているからこそ、予定外の反響に驚き、うれしかったりする。

そんな話をしたら、「意外だ」と言われてしまった。
私がBlog大好きで、Blogを通じていろんな人とつながりたがっているのだと思ってた、と言われて、「ぜんぜん!」と完全否定。そもそも、私は他人のBlogにコメントをつけたり、トラックバックをするのはとても苦手なのだ。(他の人のBlogは毎日読んでいるし、それに対して思うこともあるけれど、それを直接本人に言うほどのモチベーションはない)

私がBlogを通じて見ているのは「人」そのもの。記事内容はあまり関係ない。
書いている人の考え方、性格のようなものが見えるBlogを見たくて、それを探している。「Talking to myself」とか「Talking about myself」なBlogが一番好きなんだと思うし、自分のサイトはそうありたいと思う。

「書くということは、暴露するということである」
という言葉を、私がとてもよく見ているBlogで見かけた。
暴露するためには、それなりの強さは必要だろう。自分自身にも、自分の意見にも。

そんな姿勢を貫いたBlogは、意外と少ないような気がする。

05:26 PM
この投稿へのコメント

こんにちは。
私も「読ませたい」じゃなくて「書きたい」からblogでサイトを更新しているので、なるほどなーと思って読みました*

> どうしてBlogのトップページには、コメントやトラックバックの一覧があるのだろう?

コメント一覧は、コメントをくれた方が自分の書き込みへの返信があるかどうか確認しやすいという“読み手”への配慮として私は必要だと思っていますが、トラックバック一覧はあんまり必要ない気がしますね…
自分では管理画面や通知メールで分かるし、読む側も多分記事を見てからその記事へのトラックバックを参照することはあっても、トラックバック一覧からリンクを辿ることってあんまりない気がしますし。

2004/02/20 17:43 ソラ

私も書きたいなと思って書いているだけなのです。MT使ってみたくて、日記書いてるようなものです。そういうと友達に、(どこかに行きたいから、ではなくて)バイクに乗りたいからツーリングにいくみたい、といわれました。まさにその通り。でも、そのおかげで育児日記が付けれてます(笑)。

> どうしてBlogのトップページには、コメントやトラックバックの一覧があるのだろう?

私も読み手への配慮でつけてます。他サイトでは、コメントに返事来たかなあ、とか、トラックバックは「このサイトで注目の記事は?」とか、そんな見方をしています。トラックバックは、Tipsに出合うことができます。他サイトにあって便利なものは自分のところでも誰か便利に使ってくれるかも、みたいな感じです。
記事別アクセスランキングも同じ理由です。あ、動くようにしてみたかったというのも、大きな理由ですが・・・。

> つながっているものが、「人」ではなく、「記事」のような気がするのだ。

ほんとそうですね。特にトラックバック。サイトの性格にもよると思うのですが。

今は、私はトラックバックとアクセスランキングはなくてもよいと思っています。でも、決まった記事にくることが多いので、トップにその記事が出てたら、初めての人で興味を持つ人がいるだろうなあと、そのままにしてあります。

つらつら書いてて、思いました。私は、「つながり」はあまり気にしてなくて、「記事の集まり」=「ひと」を見たいと思っている。そして、「ひと」に興味がもてないサイトでも、情報として役立つ「記事」はピックアップしたい(自分のサイトもそんな読み方してくれればOK)と思ってるんだなと。

長くなって、おまけにまとまってなくて、すいません。

2004/02/20 19:50 キミコ

コメントとトラックバックについては、キミコさんの意見と全く同じ。
コメントは特に・・・返信がついたかどうか、すぐにわかるっていうのは便利ですもん。もっとも、うちのサイトにTipsはないのでトラックバックの利点があるのかどうかわからないけど。
他サイトで言えば、見つけたサイトよりもっとわかりやすい記事をトラックバック一覧でみつけることができたのが利点かな。
blogについては、書きたいから書いてるって言う人がほとんどじゃないでしょうか・・・結果としてどう人の目に映っているかは別として。

2004/02/20 20:49 もも

ふうりさんの言葉はいつも感銘を受けてしまいます。
私も「書きたいから書く」で、カスタマイズや色んな機能は興味が薄い部分もありますが…(苦笑)
確かにリンクに関しては、普通のサイトより貼りやすくなった分、希薄な感じはしますけれども。
今は、BLOGというシステムがカテゴリに分けられて、カレンダーでも遡れて、とか諸々の機能が使いやすいからで日記としてしか使ってないです(笑)
私みたいにレンタルBLOGで気軽に使ってる人は、そういう人がほとんどじゃないかな。トラバも含めてこれから二分化される雰囲気を感じました。

2004/02/20 23:19 あんまま(別)

こんにちは。
<私がBlogをやる理由は、「書きたい」からであり、「読ませたい」からではない。
本当ですね。ブログの更新もカスタマイズもままならないのに、そういうところだけは実感としてあります。
ただ、blogを読むのも好きです。ブログを徘徊していると1時間などあっという間に過ぎてしまうことも。それが自分のブログのネタと共通性があるかなあと感じる物などになるともっと時間がかかるかも。

現在のところわたしがブログをする理由は、やっぱり自分のブラッシュアップのためでしょうか。
「書く」ことによって自分を見つめ直す、「読む」事によって知識を増やすとともに、情報に触れる自分の感覚を確認する。

<「書くということは、暴露するということである」
<という言葉を、私がとてもよく見ているBlogで見かけた。
<暴露するためには、それなりの強さは必要だろう。自分自身にも、自分の意見にも。
<そんな姿勢を貫いたBlogは、意外と少ないような気がする。
どこまで自分を見つめられるかという事になりますかね。
自分を客観的に見続けるというのはとても難しいです。
ただ志だけでも持っていたいなと思います。

ふうりさん、ありがとう。
とても気持ちを触発される文章でした。

2004/02/22 10:15 アキ

みなさん、コメントありがとうございます。
こんなに反響があるとは思わなかった(@@)

個別のレスというよりは、みなさんのコメントを読んでの感想を、エントリーとしてまとめました。みなさんのおかげで、なんだか自分に正直になれたような気がします。ありがとうございます。

だんなに言わせると、私は「とっても強情」だそうです。
うーむ(^^; 否定できないような気がしてきた。

2004/02/22 20:45 Mayunezu