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2003/12/26(Fri)

学歴がすべてではないけれど

夫婦で、ずっと思い続けていることがある。

元気のいいベンチャーの社長とか、私たちが「すごい!」「光ってる!」と思う人は、学歴が高い人が多いのだ。東大、京大、早稲田、慶応など、いわゆる「最高峰」の大学を卒業している確率がすごく高い。別に、学歴主義というわけではないけれど、ここまでくると、やっぱりいい大学に行くことって必要だったのかなぁと思えてきてしまう。

いい大学に行けばいい仕事ができるとは思わない。でも、いい大学に行くための努力とか、その人が「いい大学」へ行くまでに過ごしてきた環境とか、そういうことが、「いい仕事」に結びついているのかもしれない、とは思うのだ。

だんなの父と、私の両親は4大卒。父母の年齢としては、まだ珍しいほうだと思う。だから、回りに比べると、私たちはそういう意識をする(させられる)環境にはあったんだと思う。でも、どちらの両親も、「いい大学に行け」ということはあまり言わなかった。(と、だんなの話を聞いていても思う)

……ということで、私たち夫婦はどちらも、なんとなーく「最高峰」とまではいかない大学に入ってしまって、今後悔しているわけだけど(^^; この仕事をしてから、お互いに同じ大学出身の人にはほとんど会ったことがない。
いい大学を出ていなくたって、いい会社は作れると思うし、すごい人もたくさんいると思う。今の私たちの後悔は、「無力な自分たちに対する言い訳」なのだという気もする(^^;

だんなはどう思っているか分からないけど、私は、子どもには「いい大学に行け」とは絶対言いたくない。好きな道を行かせてあげたい。好きな道を選べる自由があって、それに向かって努力できる環境を作るのが、親の仕事なのだと今は思っている。そういう努力の結果は、きっといい未来を生むと、私は信じている。

11:19 PM
この投稿へのコメント

「いい大学に行くための努力とか、その人が「いい大学」へ行くまでに過ごしてきた環境」というよりは、いい大学に入ってからの努力とか、入った後の環境、が重要かな。という気がします。

わたしの行った高校は女子高で、人数が少ないにもかかわらずすごい人数が医学部へ行き、文系でもかなりの人が最高峰に行くんです。(私は落ちこぼれ組なので大学さえも行っていない。こんなやつは、学年中2-3人しかいません。^^;;)
中学は男子もいるので、それぞれ受験をして別の高校にいくわけですが、彼らもふくめて思うことは、入るための努力が必ずしも100%良い方向で作用されないな、と。自発的に努力していても、入った後に目的を見失った人が結構いて、もったいないなあとか思っていました。
でも大学に入った後の努力はほぼ100%に近い形で、その人を輝かせてる気がします。どんな紆余曲折をしようとも、最後には形になっている!

ま。てめーが努力しなかったくせに、なんだよう!って感じですけどね。(笑)
でも、義務教育を含む中・高校と完全自己責任?の大学の差はあるとしても、「質のよい教育」というのは、なにかと役に立つものだなあと思っています。学習という意味だけじゃなくて、幅広い意味でー。

ってことで、今お受験を悩んでいる所だったりしますが。
受験勉強はさせない~。受けて通ったらラッキー程度の気持ちなので。(笑)それも私立じゃなくて国立。

2003/12/28 13:26 もも

>ももさん

「入った後の努力」については、「当然」って感じで書いてました(^^; 

最高峰の大学に入ることって、ただ頭がいいだけでは不可能だと思うんです。親の考え方や仕事、経済状況、住んでいる場所、それまで通った学校とか、出会った人とか、いろんなことが影響すると思うんですね。だから「入る前の」努力や環境が必要だと書きました。ああいう大学は、(たとえ勉強ができても)物理的に入れない、入ったとしてもついていけない人たちがたくさんいるという気がします……。

あ、そうか。
私が言った「努力」は、「合格するための勉強」ではないです。「最高峰の大学に入るために意識を高める」努力です。合格するための猛勉強は、意識が高ければ自然についてきますし、成功する人であれば「大学に入ること」をゴールにしないと思います。

大学に入ってからは、ただ勉強勉強で努力した人よりも、遊びをがんばり、人との出会いを大事にした人が成功しているように、私には思えます。成功者は遊びをちゃんと知っていると思います。

大学生という、めちゃくちゃ自由な時代をどう過ごしたかで、その後のことが決まると思います。自由ってすごくツライ。どうしていいか分からない。だらだらと遊んでいる人が多い中で、ポリシーを持って遊ぶ人たちがいるんですね。

授業をサボっても、意味のあることはやってるのです。
それは「入る前」に培ったものがあったからこそ、できることだと思うんですよね。大切なことは、大学の授業じゃなくて、自分に意味のある行動をすることだ、と学生の時点で気づいていた人たちがいたんです。

私はもともと予備校職員でしたので、「最高峰」の大学の試験問題をたくさん見てきました。
そこで求められることは、受験勉強の成果というよりは、生きてきた中で培った考え方であるように思えます。あ、もちろん、「お勉強」はできて当然なんですけどね。

「最高峰」ではない大学なら、「お勉強」だけで行けちゃったりするんですけどね。浪人して予備校に行って、「受験はテクニックだったのね」と悟った私(^^;
で、私は「大学に入ること」がゴールだったため、大学に入ったとたんに登校拒否?になりました(^^;

長くなってごめんなさいです。

2004/01/02 02:19 Mayunezu