Webで人に何かを伝えたいと思ったとき、何を考えるだろう。
文字を大きくしたり行間を空けたりして、見やすいように工夫する。
デザインをきれいにする。
参考になるURLにリンクをはる。
情報の補足として、写真や図を載せる。
分かりやすい文章を書く。
どこかの本やらサイトやらの内容を引用する。
情報を整理する(カテゴリーの分け方とか)。
自分が伝えようとしている情報のベースは「文字」であって、ただ羅列したんじゃ、やっぱり伝わりにくいだろうと思う。だから、がんばる。見る人の頭の中で、情報をより具体的にしてほしい、と願うから。
だけど、よかれと思ってやったことなのに、それに傷つく人もいる……。
自分がいいと思っていることが、見る人にとっていいとは限らない。
「著作権」というのは、そういうためにあるんだと思う。
逆もしかり。自分の一生懸命伝えた情報が悪用されたり、作り変えられたりすると、やっぱりいい気持ちがしない(場合もある)。自分の権利を守りたいなら、人の権利も侵害しちゃいけないってことだよね。法律とかそういう問題じゃなくて、これは、意識の問題なのかも。
とはいえ。
やっぱり、情報を伝えるのに写真ははりたい。サイトで使われている写真だからこそ、使いたい。これがないと、情報として成り立たない!って場合もあると思う。
写真は、「はっちゃいけない」わけじゃない。
「はってもいい」という許可が得られれば、いいのだ。情報としてどうしてもそれが必要なら、許可を得ればいい。そして、情報を伝えるときに「許可を得てるんだ!」と堂々と主張すればいい。
もちろんこれは、大変なこともあると思うけれど、それだけ「多くの人に伝える」ということが大変なことなんだ、ということなんじゃないのかなぁ?
伝わるページ作りは、本当に本当に難しい。Blogは、情報を伝えることを手軽にしたように見えるけど、それは、書く手間が減っただけであって、情報を伝えることの難しさは、何も変わってない。手間が減ったからって、手軽に伝わるわけじゃないと思う。
私の「こころ」がとらえる「著作権」は、こんな感じ。